カテゴリ: General
投稿者: terada
こんにちわ。

このブログは、「neut」をみんなに使ってもらえるようにアプリケーション化するために、技術的なtipsなんかを公開していくのが目的でしたが、これ以上この開発に時間を割くことが難しい状況になりましたので、一応の区切りとして終了を宣言します
思えばずいぶん、ながいこと(一年間も・・・)こちらのブログを放置してしましたが、その間にも音楽をめぐる環境のいろいろな変化を感じています。
last.fmの日本進出やNapsterのサービス開始、それにYouTubeなどに代表される動画配信なども含めると、音楽の視聴方法に対する僕自身の価値観も確実に変わったと思います。そして、まだまだ変化は続くような気がします。
今後も、視聴形態のみに限らず、大きな意味で音楽と人の関係性についての考察は続けていいこうと思います。そして、また発表の機会もどんどん増やしていきたいと思います。ので、今後にご期待ください!
ご清聴ありがとうございました。

寺田

2006/09/18: 困ったなぁ

カテゴリ: Develop
投稿者: terada
SWFをスクリーンセーバー化→fscommandでApplescriptを実行→Applescriptで再生(*)といきたかったんだけど、駄目だった!
ここによると「Applescriptは実行時にメッセージを取得できません」
がーん・・・ASからApplescriptに曲情報を送れないんでは、駄目じゃん、盲点でした。
これで、インタフェース部分をFlashでというのはMacでは無理になったっぽい(WinでVBやC使えばなんとかなるのかなぁ)。さて、どうしよう。FlashPlayerがMP3以外のサウンドファイルも再生できるようになってくれるといいのになぁ。

*特定の曲を再生するってコマンドがデフォルトではなかったんだけど、このスクリプトを参考にして曲名じゃなくIDで検索すれば出来るかなと考えていた

2006/08/05: About ...

カテゴリ: About
投稿者: terada
neut3.0

■「neut」について
 「neut」は大量の音楽ライブラリを抱えるユーザのために開発された、ユニークな選曲システム、及びユーザインタフェースを持った音楽再生アプリケーションです。
 今日のデジタルリスニング環境では、日常的に扱う曲の数が増えたことで、「音楽を聴く」という一連の行為の中で「選曲」の比重は大きくなっています。プレイリストの作成は柔軟な選曲視聴行為を可能とする反面、操作手順が面倒です。ランダム再生の持つ意外性は魅力的ですが、柔軟性という面でデジタル環境の特性を活かしきれていません。そこで、プレイリストの持つ柔軟性と、ランダム再生の意外性を併せ持つアプリケーションを開発しました。
 具体的には、これまでブラックボックスと化していたランダム再生の選曲システムにかわって、視覚的な法則に基づいた(疑似)ランダム選曲システムを考案しました。これにより、見た目ですぐ理解でき直感的に操作可能な分かりやすいインタフェースとなりました。
 「neut」という名前は、意外性と作為性の狭間を狙ったということで、「中間的な(=neut)」という意味をこめて付けました。リスニング中のユーザは、その時々の嗜好性に合わせて、必要のある時だけ、調整を加えます。前もってプレイリストを作成するような手間はいりません、全ては音楽を聴く流れの中で、そして目の前で起こる意外性を楽しんでもらえればと思います。
ちなみに、特許出願済みです。

■このブログについて
 元々千葉大学工学部デザイン工学科意匠系の2004年度卒業研究として発表された「neutー調整可能なランダム再生システム」を、より使いやすいソフトウェアにしていくための開発や、新たな可能性を見いだす為の研究などの情報を公開していきます。

■ダウンロード
こちらから、ダウンロードできます。


■リソース
論文等の資料はこちらにおいています。


■お知らせ(2007/09/04)
諸事情により、現在このブログは更新しておりません。
ですが、連絡はいつでもつきますので下記までお願いいたします。
terada[at]karappo.net

カテゴリ: Develop
投稿者: terada
今回は、FlashからAppleScriptを実行し、iTunesで音を鳴らす為の方法を紹介。
技術的なこと書くのは初めてですが、がんばります。

まずは、前提条件があります。

<条件>
・Flashは「プロジェクターファイル」。「SWFファイル(.swf)」は不可。
・AppleScriptは「アプリケーションファイル(.app)」。「スクリプトファイル(.scpt)」は不可。

これをふまえて、サンプル。


まず、スクリプトエディタで以下のようなAppleScriptを書き、「starttune.app」という名前で保存する。

“iTunesを起動して曲を再生する”
tell application "iTunes"
playpause
end tell


Flashの方は、ステージに適当なボタンを配置し、以下のように書く。

on(release)
{
fscommand("exec","starttune.app");
}

*「fscommand」は、主にJavaScriptを扱うための関数で、Flash8からはさらに「ExternalInterface」というクラスも追加され、外部ファイルとの連携が強化されている。

プロジェクター形式でパブリッシュして、フォルダ階層はこのようにする↓
*「fscommand」という名前のフォルダを作って、その中にAppleScriptを入れないといけない(ここつまずきやすいので注意!!)

falapp_folder

この状態で、プロジェクターを起動しボタンを押せばiTunesが鳴りだす。
鳴りだした瞬間、ちょっと感動してしまった。次はAppleScriptの勉強だ!

AppleScriptはMacOSでしか動作しないが、Windows用にAppleからiTunes COM for Windows SDKなるものも公開されているので、Flashで今度は「.exe」ファイルを書き出して同じように実行すれば行けるんじゃないかと思う。あくまで予想。
> サンプルソース

2006/07/18: Liquifile

カテゴリ: Precedents
投稿者: terada
Liquifile

 Liquifileはファイルブラウザ・アプリケーション。MacOSXのDocに導入されているアイコンの拡大縮小機能や、作成日・更新日・ファイルサイズなどをドットで視覚的に表示する機能がある。右のカラムの属性ビジュアライザの部分(?)の設定をドロアーで変えらる。そのドットからもファイルを選択できて、一瞬「おぉ、更新日からファイルを扱えるぞ!」なんて思ったけど、そんなの今のFinderでもできるよな(より扱いやすいし)。視覚的な表現に走ると実際の使い勝手が悪くなったり、この辺のトレードオフは悩みどころ。

2006/07/07: 「Ask the DJ」

カテゴリ: Precedents
投稿者: terada
Ask the DJ

> Ask the DJ , an mp3/ACC mix engine for Mac OSX
Ask the DJ は普通のmp3プレイヤーではありません!
Ask the DJは音楽のリズムを分析し各トラックとの間のトランジションのつなぎ目を性格にパフォーマンスする洗練されたDJミキシングエンジンです。


 なるほど、せっかくPC使って音楽かけるんならこれくらいインテリジェントなものがいい。だけど・・・
 「an mp3/ACC mix engine」というだけあって、本当はそのミキシング機能が売りなんだろうけど、どうしてもインタフェースの方が気になってしまう。まん丸ウィンドウ、曲を再生すると左上の性別不明のDJが踊りだす、曲リストが放射状、と様々な点で個性的。

2006/07/07: 「mRX-8000」

カテゴリ: Precedents
投稿者: terada
mRX-8000

> mRX-8000 インターネットラジオ

 1970 年代に流行したアナログラジオのコントロールパネルをモチーフとした GUI を備えたネットラジオチューナー。フリーソフト。
 「周波数を合わせる/チューニングする」という操作の醍醐味は、混ざり合う中間部分にある。この至ってアナログ的特性をデジタル環境にそのまま持ってきちゃったら・・・。
 特筆したいのは、サウンドインタフェース(操作音)。この音がなければ、試みの面白さが半減しそう。これを使ってみて、そういえばネイティブのアプリって、プラットフォーム共通のもの以外にあんまり特有の操作音みたいなのってついてないなぁと気付いた(逆にFlashなんかでは必要以上に使われてる現状がある)。

2006/07/03: neut3.0

カテゴリ: Download
投稿者: terada
neut3.0

■動作環境
Adobe Flash Playerバージョン7以上がインストールされており、問題なく動作するMachintosh及びPC。
加えてApple社のiTunesがインストールされていること。

■ファイルのダウンロード
[ mac版 ] [ win版 ]

※ 追記(上記でDLできない場合は下記をお試しください)

[ mac版 ] [ win版 ]

■使い方
1:インストール
ダウンロードしたneutのファイルを指定のフォルダに移動します。
Macの場合[ ]
/ユーザ/アカウント名/Music/iTunes/
Windowsの場合[ ]
マイ コンピュータ/ユーザ名のドキュメント/マイ ミュージック/iTunes/

2:プレイリストの準備
iTunesを起動。「neut」という名前のプレイリストを作成し、そこにmp3形式の曲を追加する。

3:プレイリストの書き出し
作成したプレイリストを右クリック→「曲リストを書き出す」で、フォーマットをXML、名前は「neut.xml」とし、保存先は先ほどと同じ場所に指定。
*既存のプレイリストを「neut.xml」という名前で書き出しても読み込むことが出来ます。

4:起動
先ほどダウンロードしたneutをFlash Player(バージョン7以上)で起動する。Flash Playerを持っていない場合はFlashPlayerプラグインのインストールされたウェブブラウザで開く(ドラッグ&ドロップでもよい)。
*FlashPlayerのインストール方法等についてはこちらを参照してください。

5:音楽を聴く
起動後、ウィンドウ上部の三角ボタンを押すことで再生が開始されます。再生、曲送り、停止、一時停止
の操作が可能です。


>選曲の仕組み
neutを起動すると、右側の大きな円(ステージ)内に先ほどのプレイリストに登録された曲が小さなボールとして現れる。再生ボタンを押すとステージの中心に最も近い曲の再生が始まります。曲が最後まで流れるか、スキップボタンを押すなどして再生が終了すると、その時点で中心に最も近い曲の再生が始まります。

>再生確率のコントロール
ボールの浮遊範囲を限定できる「ゾーン」を作ることによって、内包される曲の再生確率をコントロールできます。ゾーンを複数配置することで複合的な調整も可能です。

>ゾーンの作り方
ゾーンを作成するには、曲の再生中にステージの中心部分の4つのボタンを押します。この4つは再生中の曲の4つの属性にそれぞれ対応しています(例えば「Across The Universe」という曲が再生中だとすると、年代ボタンで「1970年」、アーティストボタンで「The Beatles」、アルバムボタンで「1967-1970(青盤)」、そしてジャンルボタンで「Rock」のゾーンをそれぞれ作成できます)。ゾーンが作られると、ステージ上の全ての曲の中から作成されたゾーンの属性に当てはまる曲が自動的にこの中に移動します。

>ゾーンの操作
ゾーンはドラッグ操作で移動でき、右端にカーソルを合わせるとサイズが変えられるので、その時々の嗜好性に合わせ随時調整可能です(行った調整は次回の選曲にダイレクトに反映されます)。*ゾーンの位置は含まれる曲玉全体の再生確率、大きさはその幅(確率の最大値最小値の範囲)に対応します。

>ゾーンの消し方
消したいゾーンをダブルクリックします。


■注意事項
・iTunesの環境設定で、こちらの図(Macの場合WInの場合)の赤い枠の箇所がこのようになっていないと、うまく動作しないかもしれません。

・再生可能な音声ファイル形式はmp3のみです。
・mp3の中にも再生できないものがあります。
*neutに関するあらゆる権利は寺田直和(以下当方)が有します。
*本システムは一応特許出願中です。当方の了解なしにパクッたりはしないでください。
*当方は本ソフトウェアの使用によって起こるあらゆる損害の責任を負いません。全て個人の責任のもとでお願いします。

■お問合せ先
気付きなど何でも、お気軽に!

寺田直和
terada@karappo.net

2006/06/22: 「Pianolina」

カテゴリ: Precedents
投稿者: terada
grotrian
> Pianolina, the interactive Piano by GROTRIAN


GROTRIANというオランダのピアノメーカー(だと思う・・)のサイトにあるFlashでできた自動演奏・作曲ツール。(ゲームって位置づけみたいだけど)
仕組みは、右側のパレットから音やコードを選んで、左の四角(摩擦やら重力やらのある環境)内に置いていくという、そしてぶつかると音が鳴るという、よくあるパターン。だけど、これの面白い点はプリセット曲(「エリーゼのために」とか)が用意してあること。独自の法則性より音楽をビジュアル化をしてるわけだ。つまりは一種の楽譜になっていて、これに沿って音楽が奏でられているわけだから、ユーザは演奏者と言うよりも作曲者と言う方が正しいだろう。ここで、楽譜は楽曲作成のための技術・ツールとしての側面のほかに、聴覚現象の視覚表現という側面も自ずと備えていることに気付く。

2006/06/21: 実装の形態

カテゴリ: General
投稿者: terada
そろそろ実装に向けて動き始めないとやばい。頑張ります。実装の形態として、どんなものがありうるか。今のところ考えられる形態のメモ。と、すでにまとめてある記事へのリンク(手抜き)。

1:純正アプリ
Xcode,Objective-C,Cocoa,QuickTime

2:スクリーンセーバ化
Flash,AppleScript,iTunes or QuickTime
SWFをスクリーンセーバーに変換
> fla:ver
AppleScriptでiTunesなどの再生エンジンを利用
> AppleScript for iTunes
> iTunes for Mac まとめ AppleScript
SWFとAppleScriptの連動
> 要調査

3:Max/MSPで・・・
Max/MSP
> Maxパッチのスタンドアローンアプリケーション化