2007/07/03: ECO EXTRA.2

カテゴリ: Live
投稿者: terada
2007年6月23日、渋谷・公園通りクラシックスで行われたECO EXTRA.2でのKarappoのライヴです。

とりあえずハードの構成だけ上げます。詳細はまた今度。
そうそう、Karappo PodcastをiTMSに登録してみました。効果あるかな??

今回はインタラクションどうのこうのというより、単にライヴレポです。解説とかはないので音を聞いてみてください。ギター、もっと練習しないとなぁ。
KAOSSPADに音を入れると、高音だけハイな音になってしまうみたいなので注意。今回はP.A.でごまかしてもらいました。


ECOEXTRA2 HardSystem
カテゴリ: Live
投稿者: terada

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2007年6月3日に行われたTrenchWarfare5.2でのKarappoのライヴです。プレイリストから全編見られます。
今回のテーマはずばり「フィードバック」。ギターのフィードバックと、ビデオのフィードバック。ビデオの方は、映像を一度音信号に変換してそれを映像として映してフィードバック、それをミキサーからアンプに渡して音として出力しています。P.A.は通さず、全て持参の機材で構成しました。アンプ2台、テレビ1台、ギター、その他。運ぶのが大変でした。(文:TERADA)

■hardware system
TrenchWarfare5.2 hardware system


■Guitar Feedback
TERADAの方はエレアコとアンプ、それにヴォリュームペダルのみのシンプルな構成。ついでにもう少し詳しく書くと、ギターの弦は1弦から.046(C),.046(C),.017(B),.017(B),.010(D),.010(D)。理由はいろいろ試した結果、これらの音が一番増幅しやすかったからというのと、2弦づつ揃えたのはペグまわしで微妙に音をずらすとモアレができるからです。
どうして、C,B,Dの音は他の音に比べてどうして増幅しやすかったのか、弦の振動していない時に発生する「ブー」というハウリング音は、どうしてあの音の高さなのか、自然とつく弦振動の強弱は音高の違いによって変化しているだけなのか、それとも別の要因があるのか、EQをつけるとその強弱の波に変化が起こるのはどういう仕組みなのか、等々気になるし分かんないことがまだあるので、もう少し試してみたい。演奏技術的にもっともっと高度化できる気がする。ところで、大友良英さんが先月同じようにギターフィードバックの演奏をされていたようですが、別にこれをパクったわけじゃないので悪しからず。後で知りました。でも、ギター2台ってのはいいかもな(パクりになっちゃうな)。
(文:TERADA)


■Video Feedback
Video Feedback / YOUTUBE
Video Feedbackは、向かい合ったテレビとカメラのフィードバックの間に、ミキサーとエフェクター(KaossPad3)をかましています。ポイントは、音としてアウトプットされるものは、もともとカメラが撮った映像の信号だということ、そしてカメラが撮っている映像も、テレビに映ったカメラが撮った映像であるということ。つまり、映像のフィードバックの一部が音として変換されているということです。
これまでずっと音と映像の同期のさせ方を考えてきましたが、今回は同期させる部分でパソコンを使わなかったので、より音と映像が近づいたというか、一体にすることができたと思います。音として出ているのは、映像の信号だし、テレビに映っている映像も元はカメラの映像だしね。
カオスパッドを使わなくても、ミキサーのイコライザーをいじるだけで、シンセみたいな音が出るのが面白かった。映像としても結構色んな表情が出せて面白かったです。

今回のTRENCHWARFAREのスペシャルゲストだったHobby IndustriesBichiがかなり興味を持ってくれたのが嬉しかった。以前このイベントに12K/LINEのVENDが来たときにVENDのJoeが僕の映像を気に入ってくれてCDプレゼントしてくれたんだけど、外国の方に受けが良いんでしょうか。そのうち海外でもライブができたらいいなと切に思います。
(文:MIO)
カテゴリ: Live
投稿者: mio


2007年3月25日に行われたECO 2007 SPRINGでのパフォーマンス。
前回は、発音者(TERADA)と編集者(MIO)という立場の違いがあったけど、今回は立場的には全く同じ。やってみた感想として、音をいかに抑えるかが課題だったように思う。一人4トラックだから最大8トラック、しかも全部ループだから、ほんと気をつけないと発散しちゃう。けどバンドでも、ギターソロでも、やってて同じようなことをよく思ったりもするから、今回に限ったことではないかもしれない。(文:TERADA)

■hardware system
HardwareSystem
今回のハードシステムは至ってシンプル!(というか、前回のが複雑すぎた)図には書き損なったけど、TERADA側のMIDIコン(Novation X-station)にはエクスプレッションペダルをつけて、これまた足下で録音/停止操作ができるようにしていた。やっぱり、手だけだとギター弾きには厳しい。本当は、もっと足下の操作系を充実させたい。(文:TERADA)

■software system(max/msp/jitter)
karappo live system of max/msp/jitter
MIO、TERADAそれぞれのMIDIコントローラーで自分の出した音をサンプリングできるシステムになっています。今回はMIDIコントローラのボタンやフットコントローラーを押している間だけ、音をサンプリングする仕組みだったので前回よりもサンプリングがしやすくなった。映像は、それぞれのサンプリングされた音ごとに動いてます。音と映像を同時に動かす。音の出る仕組みを映像にする。それがテーマ。(文:MIO)
カテゴリ: Live
投稿者: mio

ECO 2006 SUMMERでのkarappoの初ライブ。
karappoのライブパフォーマンスのテーマは、デジタル処理されたパフォーマンスにおけるアウラの創出でしょうか。コンピュータを使ってはいますが、全てその場で発生した音のみで音を構築しています。

■hardware system
HardwareSystem
上が、このときのシステム図です。TERADAは足下で2つのディレイ(DD-5,AKAI HEADRUSH)を使って、ループを作ることができ、その音と元の生音の両方をmax側に送るため、ボリュームペダルのチューニング用出力から無理矢理二股にしている。また、そのままだと音が細すぎて使えないので、ミキサーからセンドリターンでこれまた無理矢理POD(アンプシュミレーター)を通している。実際は、ペダルとDD-5の間にRATか何か挟んでいた気がするけどもう思い出せない・・・。ちなみにDD-5のつまみにレンチを付けて、足で切替えできるように工夫した。

■software system(max/msp/jitter)
system
max側では、TERADAの演奏をサンプリングし、macに取り込んだ音をループ再生、高速再生、逆再生しています。上にある画像のように、max側には3つのサンプリングプログラムがあって、それぞれのサンプリングプログラムで現在再生している再生ヘッダの位置、音の大きさが、映像として出力される仕組みになっています。映像の中でときどき現れる白いドーナツのようなものは、サンプリングされた音を高速再生したときに現れます。