ずっと前から気になってた、Eclipseをついに使ってみました。Processing用のテキストエディタについては、MacではTextMateという気の利いたテキストエディタがあったのですが、Windowsはどれが良いのか分からないというのもあって、Eclipseを試してみようと思いました。Eclipseというと、レベルの高いプログラマーが使う、超レベルの高いソフト、みたいなイメージだったんですが、意外と簡単に使えることが発覚。Processingのフォーラムをがんばって解読してインストールしました。

以下、日本語且つ画像付きという超分かりやすい解説を作ったんで、僕みたいに英語の文章を読むのに50メートル走を全力で走りきるぐらいのエナジーを必要とする人は是非ご覧ください。ちなみに、Mac版のEclipse使いたい人は、英語ですがこちらが画像付きで親切かも。


まずは、Eclipseをダウンロードしましょう。
http://www.eclipse.org/
http://www.eclipse.org/downloads/
僕は、Eclipse IDE for Java Developers - Windows (78 MB)というのをダウンロードしました。(これで問題なかったです)他のサイトだと、eclipse-SDK-3.1.2-win32.zipとか、JavaSDKとか書いてたんですが、多分これのことかと。違ったら教えてください。

インストールの仕方はここが画像つきで分かりやすいかな。

で、Eclipse起動しましょう。
以下、画像付きで、EclipseでProcessingのコーディングと、実行する方法となります。


Eclipse起動
ばーん。起動ぐらい猿でもできるけど、相手がEclipseだけに、起動しただけで感動してしまった。。

Eclipse_Processing
起動したらこんな感じ。(もしかしたら別の画面だったかも)ここから、Processingのプロジェクトを作って、Processingのライブラリを読み込んだりして、ProcessingをEclipseから使えるようにします。



まず、"file”メニューから”new project”を選びます。

Eclipse_Processing
で、こんなのが出てくるので、Javaフォルダの中の、Java Projectを選択して、Nextボタンを押す。

Eclipse_Processing
するとこんな画面、プロジェクト名は何でもいいですが、Processingのサイト通り、Hello P5にしてみる。で、Next。他はそのまんまでOKです。

Eclipse_Processing
この画面のタブに、Librariesっていうタブがあるんで、それを選択します。

Eclipse_Processing
そしたら、画面右に、Add External JAR...っていうボタンがあるんで、それを押て、Processingフォルダ(アプリケーションが入ってるフォルダ)の中にある、libフォルダに、core.jarというファイルがあるので、それを選択します。(ex.C:\processing-0125\lib)。

Eclipse で Processing
それが終わったら、Finishボタンをおします。これで、Processingが使えるようになりました。

Eclipse で Processing
プロジェクトを作ったら、package explorerというウィンドウを確認します。package explorerというウィンドウが見当たらない場合は、上記メニューから、package explorerを選択すれば出てきます。

Eclipse で Processing
はい、こんな感じで、さっき読み込んだ、core.jarが入ってます。ちなみに、HelloP5の下にある、HelloWorldというフォルダは、僕がProcessingを動かす前に、Eclipseのチュートリアルを見ながら作ったHelloWorldというプロジェクトなので関係ありません。次は、いよいよ、Processingのプログラムを書きます。File>New>Classを選択します。

Eclipse で Processing
するとこんな画面が出てきます。Source Folderが、HelloP5/srcになってればOK。Nameという項目に、HelloP5と入れます(プロジェクト名と同じにしとかないといけないっぽいです、Processingとそこは同じなのかな)。その他の項目は、とりあえずそのままで良いっぽいです。で、Finishボタン。

Eclipse で Processing
すると、HelloP5.jarの編集画面が出てきます。

プログラムはこんな感じで書きます。
import processing.core.*;

public class HelloP5 extends PApplet{

public void setup(){
size(200, 200);
stroke(155,0,0);
}

public void draw(){
line(mouseX,mouseY,width/2,height/2);
}

}


ProcessingはJavaで動いているそうですが、どうもこのPAppletのサブクラスとして、動いているらしく、それを書かないといけないようですね。なので、このクラスの中身は普段Processingで書くような感じで書けばいいみたいです。(publicとかprivateとかは書かないといけなさげ)

Eclipse で Processing
はい、ついに実行です!
”Run”メニューから”Run”を選択します。
Run Asというメニューだと、Java Appletとして実行すればいいっぽいです。
こんな感じで画面右上に、レンダリングされた画面が出てきました!
お疲れ様でした。
あっけない!

Processingのコードヒントが出てこないので、また別に何かインストールしないといけないのかも。ただ、カッコの閉じ忘れとか、ちょっとしたミスは、コーディング中に指摘くれそうな雰囲気なので、開発効率は高くなりそうです。あと、ファイルブラウザ(PackageExplorer)とかもあるし、便利そう。そして、Eclipseは、他のプログラミング言語にも対応しているので、いろいろできることが増えそうなのがいいですな。


■おまけ
Eclipse で Processing
なぜか、ウィンドウのメニューバー(?:ウィンドウの一番上枠の部分)をダブルクリックすると、全画面表示みたいになりました。