2011/11/16: 【CORESERVERでRails】1. Ruby
※ 結局Rails3アプリケーションを動作させるところまではいけていません…。
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2011年11月現在、CORESERVERにはRuby1.8.5が標準でインストールされています。ただ、Rails3を動作させるためには1.8.7以上が必要なので、これをアップグレード(というか、別バージョンのRubyのインストールを)したいと思います。
手順としては、
1)SSHでリモートに接続
2)インストールしたいrubyのパッケージをダウンロード
3)インストール先を指定してインストール
4)パスを通す
です。
1)SSHでリモートに接続
2)インストールしたいrubyのパッケージをダウンロード
リモートのユーザのホームディレクトリにインストール先ディレクトリの作成し、パッケージを一時的に置くためのディレクトリ作成します。
tmpにrubyのパッケージを持って解凍します。
rubyの最新バージョンをこちらで確認して、バージョン名などは適宜変更してください。
3)インストール先を指定してインストール
解凍したディレクトリに移動して、インストール先に2で作成したディレクトリ(~/lib/ruby)を指定します。
インストールします。
~/lib/ruby を確認すると、いくつかのディレクトリが作成されているはずです。もし作成されていなければ、手順を確認してください。
OKでしたら、次の手順のためにユーザのホームディレクトリに移動します。
4)パスを通す
3でインストールした ~/lib/ruby/bin/ を環境変数として登録するために.bashrcに書き込みます。
FTPソフトでpublic_htmlディレクトリと同階層に .bashrc があるか確認してください。
なければ、そのままFTPソフトから新規ファイルを作成して「.bashrc」という名前にするか、
以下のコマンドでファイルを作成します。
次に、このファイルに内容を書き込みます。
.bashrc を確認すると、$HOMEや$PATHの部分がそれぞれの環境に応じて置き換えられた文字列が出力されているはずです。
例↓
これで、パスが通ったので、バージョンを確認してみましょう。
お目当てのバージョンが出力されていたら完了です。
参考:
CORESERVERでMechanize-0.9.3を動かす
CORESERVER に Ruby 1.8.7 をインストール
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2011年11月現在、CORESERVERにはRuby1.8.5が標準でインストールされています。ただ、Rails3を動作させるためには1.8.7以上が必要なので、これをアップグレード(というか、別バージョンのRubyのインストールを)したいと思います。
手順としては、
1)SSHでリモートに接続
2)インストールしたいrubyのパッケージをダウンロード
3)インストール先を指定してインストール
4)パスを通す
です。
1)SSHでリモートに接続
ssh 【ログイン名】@【ホスト名】
2)インストールしたいrubyのパッケージをダウンロード
リモートのユーザのホームディレクトリにインストール先ディレクトリの作成し、パッケージを一時的に置くためのディレクトリ作成します。
mkdir lib
mkdir lib/ruby
mkdir tmp
tmpにrubyのパッケージを持って解凍します。
rubyの最新バージョンをこちらで確認して、バージョン名などは適宜変更してください。
cd tmp
wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/1.8/ruby-1.8.7-p249.tar.gz
tar zxvf ruby-1.8.7-p249.tar.gz
3)インストール先を指定してインストール
解凍したディレクトリに移動して、インストール先に2で作成したディレクトリ(~/lib/ruby)を指定します。
cd ruby-1.8.7-p249
./configure -prefix=/virtual/【ログイン名】/lib/ruby
インストールします。
make
make install
~/lib/ruby を確認すると、いくつかのディレクトリが作成されているはずです。もし作成されていなければ、手順を確認してください。
OKでしたら、次の手順のためにユーザのホームディレクトリに移動します。
cd ~
4)パスを通す
3でインストールした ~/lib/ruby/bin/ を環境変数として登録するために.bashrcに書き込みます。
FTPソフトでpublic_htmlディレクトリと同階層に .bashrc があるか確認してください。
なければ、そのままFTPソフトから新規ファイルを作成して「.bashrc」という名前にするか、
以下のコマンドでファイルを作成します。
touch .bashrc
次に、このファイルに内容を書き込みます。
echo "export PATH=$HOME/lib/ruby/bin/:$PATH" >> .bashrc
.bashrc を確認すると、$HOMEや$PATHの部分がそれぞれの環境に応じて置き換えられた文字列が出力されているはずです。
例↓
export PATH=/virtual/【ログイン名】/lib/ruby/bin/:/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/X11R6/bin:/bin:/usr/games:/opt/gnome/bin:/usr/lib/mit/bin:/usr/lib/mit/sbin:/usr/local/mysql/bin:/usr/local/mysql/libexec:/usr/local/pgsql/bin
これで、パスが通ったので、バージョンを確認してみましょう。
ruby -v
お目当てのバージョンが出力されていたら完了です。
参考:
CORESERVERでMechanize-0.9.3を動かす
CORESERVER に Ruby 1.8.7 をインストール