jit.matrix

jit.matrixに限ったことではありませんが、ほとんどのjitterオブジェクトは、4つのアーギュメントを持つことができます。また、それとは別にアトリビュートというものも指定できます。

アーギュメントは、上の画像でも表示されているような感じで、他のmaxオブジェクトと同じように数値あるいは文字をいれればOK。#010で英語で書きましたが、少し詳しく分かってきたので、それを書いておきます。

0. 出力データの名前 (オプション)(name)
1. 出力マトリクスのプレーン数(planecount)
2. 出力マトリクスの型(type)
3. 出力マトリクスの各次元サイズのリスト(dim)

0の出力データの名前は、前回も説明したように離れたところにあるjit.poke~のようなオブジェクトからその出力データを受け取るのに使われます。使わない場合は、jitオブジェクトの左インレットから入ってくる信号に従います。

1のplaneというのは、ARGB (aplha, R, G, B)のレイヤーのことみたいです。上にある例の場合は、4つのレイヤーを持つということなので、つまりフルカラーってことかな。

2のデータ型ですが、これは、char、long、float32、float64とか、そういうデータの型がはいります。charなら255色、floatなら浮動小数点が利用できるのでそれだけ細かい色の指定ができそうですね。ただし、charの方がデータが軽くなるのでレンダリングの速度は上がりそう。

3は要は画面のサイズみたいなもんかな。この場合2次元なので2つの値を指定しています。要は、3 × 128ってことね。だから3次元にしたいときは、3 128 64 みたいにすれば良いということ。



あと、アトリビュートについてですが、これはたとえばjit.brcosaだと、以下のように指定することができます。

jit.brcosa

このように、アトリビュートは「@アトリビュート名 値」という感じで指定できます。アーギュメントの場合は、順番通りに指定しないと意味をなしませんが、アトリビュートの場合は、@マークに続けてアトリビュートの名前を指定してからその値を書くため、順番を気にせず書くことができます。また、アーギュメントに書かれている値を、アトリビュートで書くこともできるようです。

例えば、サイズの場合、アーギュメントの最後に数字を並べていましたが、これを@dim 30 30 30と書くことがきます。たとえば、これをメッセージボックスに書いて、jitオブジェクトに送ってやると、動的にサイズを変えることもできますね。

それぞれのjitterオブジェクトが、どのようなアトリビュートを持つかはヘルプをみると知ることができます。アーギュメントとか、アトリビュートとかややこしいですが、要はプロパティの値をの指定の仕方の名前だと覚えておけばいいような気がします。

尚、今回の記事は、以下のサイトを参考にして書いています。
jitter1.0ドキュメント
このサイト詳しいのは良いけど、直訳すぎて分かりにくい。。