税制を決めるのは誰か?

以前、税金について調べたいと言ったけど、今日買った本で村上龍が税金のことについて少し触れていたのでメモしておきます。


「個」をみつめるダイアローグ

「個」を見つめるダイアローグ/村上龍×伊藤穣一  p91より抜粋


たとえば税金制度でいうと、まず政府の税制調査会という首相の諮問機関がある。さらに、これまで強い力をもってきた自民党の税制調査会というのがある。問題は、どこが税制を決める権限をもっていて、最終的な責任は誰がとるのかということ。
 これについては、たぶん誰も明確に答えられないんじゃないかと思うよ。財務大臣なのか、それとも政府の税制調査会長なのか。あるいは自民党の税制調査会なのか・・・・・。結局、誰が決めたのかよくわからない改正案がいつのまにかできて、法律が成立し、施行される。それが失敗しても誰も責任をとらない。僕にはそれがすごく不思議なんだよ。

中略

 メディアも増税を批判するのはいいけれど、「これはサラリーマン増税だから何とかしろ」だけではなくて、「いったいどこで、それが決まったんだ」と政府に対して言うべきだよね。こうやって話せば、誰もが不思議だと思うはずなのに、メディアはどういうわけか絶対に言わない。なぜかそれが当然だと思っているんだよ。





最近税務署から市民税やら県民税やら健康保険の納付書が届いて、税金の高さに腹がったのでまたちゃんと税金について調べていきたいと思いました。

とりあえず、国税庁の統計データをグラフ化したり、単純に数字を把握したいところです。

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