Processing標準のIDEが使いにくいのでTextMateを使ってみることにしました。
徳井さんの記事とおり、TextMate本体とGetBundleをインストールし、BundleにProcessingを追加することはできました。でも、PDEファイルを編集してショートカットを使ってみると、古いバージョンのProcessingが立ち上がってしまうなど上手くいきませんでした。調べてみると、Processingのバージョンによってアプリケーション名や呼び出しのスクリプトが異なるようで、TextMateのBundle Editorで修正作業が必要でした。以下は、Processing 0125 BETA用です。

まず、TextMateで「Bundles > Bundle Editor > Show Bundle Editor」からエディタを開きます。そして、Run In Processingのコマンドを以下のように変更します。

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Save: Current File
Command(s):
osascript <<EOF
tell application "Processing 0125" to run
tell application "Processing 0125" to activate
tell application "Processing 0125" to open POSIX file "${TM_FILEPATH}"
delay 1
tell application "System Events" to tell process "Processing"

keystroke "r" using command down
end tell
EOF
Input: None
Output: Discard

Bundle Editorの設定図
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以上でおしまい。
これで、ファイルを編集して「コンマンド+R」すれば、Processingが立ち上がり、ファイルが開き(すでに開かれている場合は再読み込みされます)、実行されるところまで自動的に行われます。Processingの立ち上がりに多少時間がかかるものの、まま快適です。TextMateはお試し版だけど、ActionscriptやPHPにも対応してるし、よさそうなら購入しようと思います。

*追記*
Processing側でエラーが出た時に、直接Processingの方で書き換えてセーブすれば、TextMate側でもちゃんとその修正を読込み直してくれるのが手間いらずですごくいい!

<参考URL>
TextMate
GetBundle
TextMate日本語入力プラグイン
Processing用のエディタ(徳井直生さん)
Processing.org Discussion : Processing + Textmate


<追記:GetBundlesがうまく入れられない時>

久しぶりにTextMateを新規インストールして、Processingのバンドルを入れようとしたら、前のようにうまくいかなかったのでメモ。

徳井さんの記事のやり方では、現在(2008.3)うまくいきません。
GetBundlesのサイトからダウンロードできるファイルはZIPファイルになってました。なので、それを解凍してフォルダ内にある「GetBundle.tmbundle」を「User/Library/Application Support/TextMate/Bundles」内に移動します。するとTextMateのメニューから「Bundles > GetBundle >」が現れ、それ以下のメニューが使えるようになります。
この「GetBundle.tmbundle」が「GetBundle」と拡張子のない状態になっているときは、メニューに表示はされますが灰色の文字になって実行できない状態になります。なので、こういうときは拡張子がちゃんとついているか確認してください。何故か分かりませんが、こうなってる場合があります(自分)。「GetBundle」というのもバンドルの一種なのだってことですね。
SVNに上がっているバンドルの一覧をTextMate上で取得&インストールできるので、ほんとに便利なバンドルです。