MaxLinkは便利そうなんですけど、MaxLinkはProcessingとMax/MSPの通信専用なので、もっと汎用性の高いOSC(OpenSound Control)について調べてみました。

OSCがMIDIに比べて良さげなところは、圧倒的に自由というところでしょうか。MIDIだと128段階でしかデータを送れませんが、OSCだと特に制限はありません。多分、1.34みたいな整数じゃないのも扱える。あと、自分の好きなメッセージ(言葉)も送れたりもします。チャンネルの制限とか、そういうのもないっぽい。このサイトの説明が詳しいです。それから、MIDIって接続速度が遅いらしいですが、そういう問題もないみたい。

これからはMIDIより、OSCベースの機材が増えてくるんでしょうかね、どうなんでしょうね。そういえば、LEMURもOSCベースで通信するんだったっけ。

と、脇道にそれちゃいました。


■Max/MSPでOSCの送受信

udpsend

答えから先に言うと、Max/MSP4.6以上の場合は、udpsendと、udpreceiveというオブジェクトが標準で入ってるので、それを使いましょうとのこと。使い方は、udpsendとかのヘルプパッチを見ればなんとなく分かるかと思います。基本的にこの2つのオブジェクトだけで通信できるっぽいです。オブジェクトの名前にはOSCとか入っていませんが、問題なくOSCで通信できます。

OSCはTCPとかUDPみたいにインターネットで使うプロトコルなので、通信に使うホストとポートを指定すると良いみたいで、それだけ指定すればOSC使えちゃうという優れものです。


ちなみに、Max/MSP4.5のときまでは、OSCを開発しているカルフォルニア州立大学バークレー校のCNMAT(Center for New Music and Audio Technorogies)が公開している、Max/MSP用のOSCエクスターナルオブジェクトを使っていたようです。(今は使わなくて大丈夫だけど、このエクスターナルオブジェクト集の中にはいくつか便利なオブジェクトも混ざっているようなので、ダウンロードする価値はあるかも)

その便利そうなオブジェクトは、[osc-route]というもの。
受信したOSCのデータを解析するのに便利そうです。
多摩美の授業のPDFに結構出てきました。


ちなみに、CNMATのページの中のエクスターナルオブジェクトがおいてあるページは、こちら。あと、Max/MSP4.5以前の場合は、このページにある、「otudp」というオブジェクトも必要みたいです。