ECO 2006 SUMMERでのkarappoの初ライブ。
karappoのライブパフォーマンスのテーマは、デジタル処理されたパフォーマンスにおけるアウラの創出でしょうか。コンピュータを使ってはいますが、全てその場で発生した音のみで音を構築しています。

■hardware system
HardwareSystem
上が、このときのシステム図です。TERADAは足下で2つのディレイ(DD-5,AKAI HEADRUSH)を使って、ループを作ることができ、その音と元の生音の両方をmax側に送るため、ボリュームペダルのチューニング用出力から無理矢理二股にしている。また、そのままだと音が細すぎて使えないので、ミキサーからセンドリターンでこれまた無理矢理POD(アンプシュミレーター)を通している。実際は、ペダルとDD-5の間にRATか何か挟んでいた気がするけどもう思い出せない・・・。ちなみにDD-5のつまみにレンチを付けて、足で切替えできるように工夫した。

■software system(max/msp/jitter)
system
max側では、TERADAの演奏をサンプリングし、macに取り込んだ音をループ再生、高速再生、逆再生しています。上にある画像のように、max側には3つのサンプリングプログラムがあって、それぞれのサンプリングプログラムで現在再生している再生ヘッダの位置、音の大きさが、映像として出力される仕組みになっています。映像の中でときどき現れる白いドーナツのようなものは、サンプリングされた音を高速再生したときに現れます。