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カテゴリ: Live
投稿者: mio


2007年3月25日に行われたECO 2007 SPRINGでのパフォーマンス。
前回は、発音者(TERADA)と編集者(MIO)という立場の違いがあったけど、今回は立場的には全く同じ。やってみた感想として、音をいかに抑えるかが課題だったように思う。一人4トラックだから最大8トラック、しかも全部ループだから、ほんと気をつけないと発散しちゃう。けどバンドでも、ギターソロでも、やってて同じようなことをよく思ったりもするから、今回に限ったことではないかもしれない。(文:TERADA)

■hardware system
HardwareSystem
今回のハードシステムは至ってシンプル!(というか、前回のが複雑すぎた)図には書き損なったけど、TERADA側のMIDIコン(Novation X-station)にはエクスプレッションペダルをつけて、これまた足下で録音/停止操作ができるようにしていた。やっぱり、手だけだとギター弾きには厳しい。本当は、もっと足下の操作系を充実させたい。(文:TERADA)

■software system(max/msp/jitter)
karappo live system of max/msp/jitter
MIO、TERADAそれぞれのMIDIコントローラーで自分の出した音をサンプリングできるシステムになっています。今回はMIDIコントローラのボタンやフットコントローラーを押している間だけ、音をサンプリングする仕組みだったので前回よりもサンプリングがしやすくなった。映像は、それぞれのサンプリングされた音ごとに動いてます。音と映像を同時に動かす。音の出る仕組みを映像にする。それがテーマ。(文:MIO)
カテゴリ: Live
投稿者: mio

ECO 2006 SUMMERでのkarappoの初ライブ。
karappoのライブパフォーマンスのテーマは、デジタル処理されたパフォーマンスにおけるアウラの創出でしょうか。コンピュータを使ってはいますが、全てその場で発生した音のみで音を構築しています。

■hardware system
HardwareSystem
上が、このときのシステム図です。TERADAは足下で2つのディレイ(DD-5,AKAI HEADRUSH)を使って、ループを作ることができ、その音と元の生音の両方をmax側に送るため、ボリュームペダルのチューニング用出力から無理矢理二股にしている。また、そのままだと音が細すぎて使えないので、ミキサーからセンドリターンでこれまた無理矢理POD(アンプシュミレーター)を通している。実際は、ペダルとDD-5の間にRATか何か挟んでいた気がするけどもう思い出せない・・・。ちなみにDD-5のつまみにレンチを付けて、足で切替えできるように工夫した。

■software system(max/msp/jitter)
system
max側では、TERADAの演奏をサンプリングし、macに取り込んだ音をループ再生、高速再生、逆再生しています。上にある画像のように、max側には3つのサンプリングプログラムがあって、それぞれのサンプリングプログラムで現在再生している再生ヘッダの位置、音の大きさが、映像として出力される仕組みになっています。映像の中でときどき現れる白いドーナツのようなものは、サンプリングされた音を高速再生したときに現れます。