ウンココロ、死にカタログ

ウンココロ

ウンココロ
今日買ってきました。ウンココロ。
寄藤文平 藤田紘一郎。
ウンコについて、その量や、定義、サイクルから、健康という視点まで、様々な視点でウンコについて知ることができる。
それらの情報をかみくだいて、分かりやすく、しかも楽しく伝えることができているところが、寄藤文平の凄いところ。


死にカタログ

死にカタログ
こっちは、寄藤文平が単独で描いたものみたい。
ウンココロと同じようなノリの本です。
この本の場合は扱っているテーマが「死」で、ウンコに比べると、後半がちょっとダラダラした感じがしています。
が、十分に楽しめるないようだと思います。
ウンコに比べると「死」自体に形がないので、それを絵にするが難しかったのではないか、と思いました。例えば、大腸ガンで死んでる様子と、盲腸で死んでる様子を絵にしようとしても、なかなか絵にならないし、区別も付けにくいけど、カチカチウンコとビチビチウンコの違いは明白だからね。


どちらの本も、カラッポ書庫に保管してあるので、
今度来たときにでもまたご覧ください。


棒グラフとか折れ線グラフって、数字で示されるよりかは分かり易かったりするけど、それでもやっぱり抽象的な表現であることには変わりなくて、モノによっては、こうやってイメージが沸きやすいイラストを使うとパッと見て分かるのがいいなということを改めて感じさせられました。今後の活動の参考にしていきましょう。

Comments

terada wrote:

読んでないので、内容の判断はつきませんが「死にカタログ」というタイトルは秀逸な感じがしますね。
また今度じっくり読ませてもらいます!
Saturday 17 June 01:07

mio wrote:

そういえば、このまえkikuchiのメモで、養老孟の「無思想の発見」で言われていることを図式化してたけど、あれも抽象的なものの図式化だったね。あのときの描いてあったモデルは基本的に思想の構造をモデル化したものだったけど、寄藤文平みたいにもっと具象的にしても面白いかもね。一つの方法として。

って、こんなこと書いてるとラボっぽくていいね。
Saturday 17 June 02:59

kikuchi wrote:

>棒グラフとか折れ線グラフって…

作業としては、
「表(数値、文字)」→「図表(グラフなど)」→「イラストレーション」
というように、段階を経るのがふつう。各段階がイコールではないことを自覚しつつ、作為的に効果を出さないといけないわけだ。

寄藤氏の場合、ウンコとか死とか忌み嫌われるものを作家の芸風で緩くて軽くて笑える広告的なものにトランスレートしている。つまり図解としてバラエティ番組には向いていても、7時のニュースには向いていないわけだ。

そこで、じゃあワレワレ個々のスタンスは?ということになる。

僕は世間のニーズとはうらはらに、ごく個人的・趣味的なものか、思考の道具ないし結果として魅力的な図解をつくっていきたいと思ってる。それがたまたま周りの人に受け入れられるもの、他人を説得させられるものになればいいかなと…。過去の知見や作品に学びつつ、マネゴト、小さな作品からスタートして、徐々に複雑難解なものに挑んでいこうという心づもり。
Saturday 17 June 04:33

kikuchi wrote:

>思想の構造をモデル化…もっと具象的にしても面白い

これは、
「図式」→「(図式的)イラストレーション」
ということだろうと思う。
「イラストレーション」にするのが目的なら、「図式」は「イラストレーション」のスケッチということになりましょう。

思想≒抽象。
本質的に具象に置き換えるならアナロジ−が必要になるから、その思想を十分理解してないといけない。その上でいいアイデアを出せたらしめたもの。魅力的な図解になりうる。

くり返すけれど、喩えることの危険性(イコールではないということ)はいつも自覚してないといけない。他方、神経質になるのもつまらない話で、要は、やるとしたら人が納得できるor魅力を感じる巧い喩えじゃないといけない、ということだと思う。「注意しながら奔放に」とでも言うかね。
Saturday 17 June 05:51

mio wrote:

>そこで、じゃあワレワレ個々のスタンスは?ということになる。

これは大事だね。マネするのも勉強になるけれど、できればもっと面白いもの作りたいしね。試行錯誤するしかないね。
>思想の構造をモデル化…もっと具象的にしても面白い
>これは「図式」→「(図式的)イラストレーション」ということだろうと思う。

そうだね。そういうことだ!
>喩えることの危険性(イコールではないということ)

確かに。
>「注意しながら奔放に」

いい表現だね。
注意しながら奔放に生きましょうぞ。
Saturday 17 June 11:56

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