Archive for July of 2006

ネーミング

July 20, 2006
どうも、お初です、hirotaです。
主に、ことばの人です。

今回は、
「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」著者・黒川伊保子さんの新書をもとに、
ネーミングについて、述べます(実際に取材へ行きました)。

この本は、
ことばの音には、発音の生理構造に依拠した人類共通に与える潜在情報があるはず!
という仮説に基づいています。
ことばの音の響きには、潜在的に人の心を動かす力があるそうです。
原始人だって、息と喉、口腔、鼻腔、舌、歯、唇を使って音声を出していたはずだから、
現代人にも、その感覚は受け継がれているだろう、ということです。

身近なところで「名前」を例に挙げてみます。

karappo(カラッポ)を発音した時、体が感じるイメージ
・一見、カタそうだけど、丸いところもあってノリが良く、穏やか。
・全体的に明るい。
・ネアカ。

詳しく述べると(以下、長い!)

ka(清音)
【発音時の体感イメージ】
k音は、喉の奥を硬く締め、その喉の密着点に息をぶつけてブレイクスルーさせる。
その音が、硬い、強い質となる。同時に、密度の高い固体の表面を思わせ、金属や石などイメージさせる。
発音直後の喉は、丸い空洞を作る。
特に、kaは、母音aの曲面(カーブ)のイメージが残る。および、硬い、強い質を強調する。

アルファベット表記ではKに対し、Cがあります。
もしもK音のネーミングをする際に、KとCで迷ったら、
曲面・回転をイメージする製品であれば、Cを優先させた方がよいです。
従来、車の名前にはC表記がよく使われています。
ト●タに意図的にCが仕込まれているのは明かだそうで、カロ●ラ、クラ●ン、カ●リなど。
これもC表記が喚起するクオリアが、
硬い曲面のイメージから自動車の流線型のボディを、
回転のイメージから自動車の製品機能を彷彿とさせるため、
事象と文字が適合した、よいネーミングだからです。

ra(清音)
【発音時の体感イメージ】
r音は、丸めた舌の先を、上の歯の付け根あたりで弾いて出す音。
この弾く動きは、軽やかなリズムを生み出す。
ランラン、コロコロ、など、rの弾む感じは「ある質感が永続的に繰り返される自然法則のイメージ」を作り出す。
raは、まだまだ続く感じ、継続感のクオリアが強調される。

RとLで迷ったときは、
一般に、「麗しさ」を欲する女性市場にはR、「理」を欲する男性市場にはLと心得ておくとイイかも。

ppo(促音+半濁音・無声破裂音)
【発音時の体感イメージ】
促音「ッ」は、後続子音を強める。
ブレイクスルー系の音。この音が短い単語の中に重なると、ことばは吐き出すようなイメージになる。
つまり、po(ポ)は、ho(ホ)の暖かいイメージ+
明るくて印象は強いけれど、少し品のない潜在的な印象を引き起こす。

ho(ホ)は、舌の付け根周辺をほっこりと開け、
気官から出てくる息をそのまま一気に口元に運ぶことで出す音。
物理抵抗を受けない息は、気管の体温を温存したまま外へ出てくるので、暖かさの質を持っている。
特に、hoは口元の温度が高い。


言葉の音と人間の生理の関係は、商品、会社のネーミング、マーケティングにも使えるそうです。
そういう本は世に結構あるけど、知っておくとトクかも。

このガギグゲゴ本は、アマゾンや、個人的なブログでトンデモ本と中傷されていたり、
頭の良い高学歴な男の人ほど、信じないそうです。
でも、資●堂や大塚●薬、●通とかからも分析の依頼があるらしい。
鵜呑みにしろとは言わないけど、考え方の一手段にしてみればいいのに、と私は思います。
ちなみに、ソクラテスも、クラテュロス(プラトン全集2)で、
発音時の体感イメージと名前の適合について同じことを述べています。

世界各国の歳入歳出

July 17, 2006
CIAのサイトで、世界各国の歳入歳出が分かるサイトがある。

歳入歳出が、$1 trillionを超えている国は、フランス、ドイツ、日本、アメリカのみ。
意外と少ないみたい。

trillionっていうと、、1,000,000,000,000 だから、
日本の数え方で考えると、$1,0000,0000,0000 = 1兆ドルってことだね。

日本の国家予算は、特別会計の歳出を含めると200兆円を超えるとか、超えないとか、そういう話もありますが、実のところどうなんでしょう。
それにしても、CIAのサイト怖いね。

参考記事 :
日本の国家予算は232兆円?
たじま 要(民主党千葉一区) 「今の日本を放っておけない!」BLOG

neut公開

July 03, 2006
↓公開してみました。あまり使い物にはならないと思いますが、お試し版ということで。

neut3.0